支え合いをひろげる地域づくりフォーラム開催報告(2月18日)
平成28年度 生活支援体制整備事業シンポジウム
支え合いを広げる地域づくりフォーラム
~介護保険制度の改正で市民ができることとは~
今年度から札幌市では、介護保険制度では提供できない生活支援サービスや介護認定を受ける前の段階の高齢者に対する生活支援の充実を図るとともに、地域で支え合う体制づくりを推進することを目的として「生活支援体制整備事業」を実施しております。平成28年度は、本会が札幌市から委託を受け、先行して北区・厚別区・豊平区に「生活支援コーディネーター」を配置して、社会資源の把握やニーズの分析などを行いながら、その地域にあった住民主体による支え合いづくりを進めているところです。
行政説明や生活支援コーディネーターの実践報告等を通じて、生活支援・介護予防のさらなる推進を図り、市民の皆様に広くこの事業について知っていただくことを目的に、平成29年2月18日(土)札幌市総合福祉センターを会場にフォーラムを開催いたしました。定員(300名)を超える市民の方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。
行政説明
「札幌市における新総合事業と生活支援体制整備事業について」
札幌市保健福祉局高齢保健福祉部介護保険課介護予防担当係長 上田 典宏 氏
札幌市保健福祉局高齢保健福祉部介護保険課介護予防担当係長 上田 典宏 氏
札幌市の高齢者の現状見通し、札幌市で行った高齢者を対象とした調査結果をもとにした介護保険サービスの利用状況や札幌市における介護予防・日常生活支援総合事業(新総合事業)と生活支援体制整備事業との関連等について説明がありました。
上田係長からは「高齢者が趣味活動やボランティア活動などの興味関心のある取り組みに参加し、社会的な役割を持つことで生きがいや介護予防につながっていき、元気になった方から生活支援の担い手として活躍していただく方も出てくることが期待されます。これからの地域づくりは、マイナス面だけではなく、プラス面、地域の強みに焦点を当てていきます。お互いさまの気持ちで日ごろから声をかけ合ったり、ちょっとした支え合いをしたりできる地域づくりをしていただきたいというご提案を差し上げたいと思います。そして、それをコーディネーターと一緒に考え、つくっていただきたいと考えております。」といった平成29年度から全市展開する生活支援体制整備事業の要点等をわかりやすく伝えていただきました。
上田係長の行政説明資料はこちらから PDF(2.08 MB)
シンポジウム
①「生活支援コーディネーターの実践報告~住民主体の支え合い活動の推進~」
・北 区「地区社協における住民同士の支え合いの働きかけについて」
北区生活支援コーディネーター 大井戸 麻衣
・厚別区「サロンを中心としたニーズ調査と買い物支援の取り組みについて」
厚別区生活支援コーディネーター 高木 啓太
・豊平区「担い手の育成と今後の地域連携について」
豊平区生活支援コーディネーター 髙谷 亮介
②「これから求められる住民主体の支え合いについて」
公益財団法人さわやか福祉財団 さわやかインストラクター 長井 巻子氏
先行3区における各区生活支援コーディネーターが各地域に沿って行っている活動を報告いたしました。北区は小地域で既に行われている生活支援の仕組みを地域全体へ広げていく働きかけ活動について、厚別区は関係機関やサロン、高齢者宅訪問による聞き取り調査の結果から見えた生活支援ニーズを今後多様な機関との連携により満たしていく仕組みづくりについて、豊平区はボランティア講座参加者への働きかけによりグループ化した「SOT(生活応援とよひら)」の活動と今後の地区福祉のまち推進センター等との地域連携についてそれぞれ報告しました。
3区とも「何かしたいと思ってはいたけれど、何から始めてよいかがわからなかった」や「思いはあるけれども、きっかけがなかった」という市民のニーズを踏まえ、生活支援ボランティアの担い手の発掘や育成について今年度は重点的に取り組んできました。
その報告を受け、札幌市生活支援体制整備事業のアドバイザーである長井巻子氏より、「まず、地域を知ろうということです。自分たちの住んでいる地域はどんなところなのか、どんな社会資源があるのかからがスタートだと思います。そして、自分たちの住んでいる地域はどんな地域だったらいいか、どんなサービスがあったらいいかなどについて、ワークショップやグループワークをしながら話し合うことが大事ではないかと考えます。地域には本当にたくさんの力があります。いろいろな活動を通して触れ合うことにより、担ってくれる人がたくさん出てきますので、触れ合う場所をつくることが大事だと思います。」とのお話をいただきました。
・北 区「地区社協における住民同士の支え合いの働きかけについて」
北区生活支援コーディネーター 大井戸 麻衣
・厚別区「サロンを中心としたニーズ調査と買い物支援の取り組みについて」
厚別区生活支援コーディネーター 高木 啓太
・豊平区「担い手の育成と今後の地域連携について」
豊平区生活支援コーディネーター 髙谷 亮介
②「これから求められる住民主体の支え合いについて」
公益財団法人さわやか福祉財団 さわやかインストラクター 長井 巻子氏
先行3区における各区生活支援コーディネーターが各地域に沿って行っている活動を報告いたしました。北区は小地域で既に行われている生活支援の仕組みを地域全体へ広げていく働きかけ活動について、厚別区は関係機関やサロン、高齢者宅訪問による聞き取り調査の結果から見えた生活支援ニーズを今後多様な機関との連携により満たしていく仕組みづくりについて、豊平区はボランティア講座参加者への働きかけによりグループ化した「SOT(生活応援とよひら)」の活動と今後の地区福祉のまち推進センター等との地域連携についてそれぞれ報告しました。
3区とも「何かしたいと思ってはいたけれど、何から始めてよいかがわからなかった」や「思いはあるけれども、きっかけがなかった」という市民のニーズを踏まえ、生活支援ボランティアの担い手の発掘や育成について今年度は重点的に取り組んできました。
その報告を受け、札幌市生活支援体制整備事業のアドバイザーである長井巻子氏より、「まず、地域を知ろうということです。自分たちの住んでいる地域はどんなところなのか、どんな社会資源があるのかからがスタートだと思います。そして、自分たちの住んでいる地域はどんな地域だったらいいか、どんなサービスがあったらいいかなどについて、ワークショップやグループワークをしながら話し合うことが大事ではないかと考えます。地域には本当にたくさんの力があります。いろいろな活動を通して触れ合うことにより、担ってくれる人がたくさん出てきますので、触れ合う場所をつくることが大事だと思います。」とのお話をいただきました。
北区実践報告の資料はこちらからPDF(2.01 MB)
厚別区実践報告の資料はこちらからPDF(593.72 KB)
豊平区実践報告の資料はこちらからPDF(1.86 MB)
長井様の資料はこちらからPDF(2.13 MB)
※このフォーラムは次年度も開催予定としております。
厚別区実践報告の資料はこちらからPDF(593.72 KB)
豊平区実践報告の資料はこちらからPDF(1.86 MB)
長井様の資料はこちらからPDF(2.13 MB)
※このフォーラムは次年度も開催予定としております。
お問い合わせ
地域福祉部 地域福祉課 地域福祉係
電話:011-614-3344
FAX:011-614-1109