『出張講座で伝える若年層への福祉教育 企業・団体×高等学校×社会福祉協議会』
若年層を対象に福祉への関心を高めることを目的として、トヨタハートフルプラザ札幌と札幌新陽高等学校とのコラボによる福祉教育の実施をしました。コラボの相手方としては、本会の賛助会員(やさしさっぽろメンバーズ)であり、以前より「もっと福祉車両を若者にも広めたい」という相談を受けていたトヨタハートフルプラザ札幌を選定し、本会がノウハウを持つ福祉教育の仕組みを活用して市内の札幌新陽高等学校の1年生を対象として出前授業を企画しました。
実施までには入念な打ち合わせを行い、札幌新陽高等学校 佐藤教諭にアドバイスをいただきながら生徒の理解を深めるため専門用語を使用しないこと、動きのある授業の展開の工夫など広報対象者を意識したアプローチ方法を検討しました。
実施された授業では、福祉を自分事として捉えるきっかけづくり、福祉は様々な場面で生活に密に関わっていることを伝える内容となりました。
生徒一人ひとりが関心を持って授業を受けることができるよう、生徒会の生徒が体験動画に登場したり、代表生徒が片麻痺の体験をして感想を発表するなどの工夫を凝らしました。
福祉分野に興味が持てない生徒であっても自動車の分野と福祉の関わりを知ってもらうことで、生活の中に福祉があることを知ってもらうきっかけになりました。
授業当日はUHBによるテレビ取材もあり、多くの方に関心を持って頂くきっかけとなりました。
授業の前後で実施したアンケートでは、福祉への関心が高まった(60%→85%)だけではなく、将来の選択肢として福祉職を検討したいと回答する生徒(17%→44%)も多く見られ、今回実施した内容の評価を数値的に判断することもできました。
【アンケート結果はこちらをご覧ください。】
授業実施アンケート結果.pdfPDF(538.08 KB)
この事業では福祉教育が若年層への福祉への関心を高めるだけでなく、福祉職のイメージをイメージに変えるきっかけになりました。
今後も様々な手法で幅広い世代に福祉、社協を知ってもらう広報を展開していきます。
札幌新陽高等学校ホームページでも当日の様子を紹介しています。
ぜひご覧ください。
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